ゆめのブログ

30代女の独身生活ブログ

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爺と婆と独身女の生活に新生児がやってきた!独身女と定年父とパート母と新米ママの子育て奮闘記。


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我が家の次女(私の妹)は、2021年4月に出産をしました。
出産後約1か月間は外出ができず、
他県(新幹線で2時間程度)に住み、私たちの協力を得ることも出来ず
ワンオペ育児に四苦八苦していたようです。

妹にも夫がいるはずなのですが、
なかなか育児への参加ができていません。


妹の新米ママは十分な睡眠がとれず、
初めてのママ業に戸惑い、毎日緊張していたようです。
生後間もない乳飲み子と共に1か月過ごすのは、
新米ママにとって身体的にも肉体的にも
かなり負担になり限界に近かったと言います。


産後1か月を過ぎたので、
妹は小さな小さな娘を連れて、
新幹線に飛乗り、
我が家(実家)へ帰ってまいりました。

実家では独身の私、定年退職をしてから3年めの父、パート主婦の母の
おじさんおばさん家族が静かに、粛々と生活しております。
そんな、単調な生活に令和ベイビーが加わりました。


令和ベイビーと一緒に暮らし始めて、約2週間。
両親と私にも生活の変化が起こっています。

独身女にも育児のお手伝いはできるし、
ちゃんと赤ちゃんへの愛情を持てることに気づきました。

令和ベイビーの名はりっちゃん

妹の娘のあだ名はりっちゃん。
ある宝塚トップスターから頂いた名前です。


首も座っていないし、寝返りも打てません。
表情もまだ少なく、
1日に2~3回ほんのり「あ、笑ったかな?」というくらい。

2時間~3時間おきに、ミルクか授乳で食事をしています。
お腹がすいているのか、げっぷが出ないだけなのか、
眠たいだけなのか、おむつを替えて欲しいのか、
何を考えているのか、さっぱりわかりません。
(当たり前だわ…)

ご機嫌で、手足をバタバタと動かしていると思ったら、
思いきりミルクをゲボゲボと吐き出したり、
顔を真っ赤にしながら泣き叫んでいるかと思ったら、
ぷっとかわいいオナラをしてみたり。

りっちゃん本人も、一生懸命毎日生きようと頑張っています。

独身女(私)の変化

35年、独身の私。赤ちゃんとは無縁の人生を送ってきました。
1歳の子の体重は10㎏で、1日に飲む薬の量はこのくらい、とか
そんな業務的なことしか知らない私。

そもそも、「伯母さん」と呼ばれることもなんだかムズかゆく、
ちょっと恥ずかしい…
でも、私はりっちゃんに「伯母さん」と呼んでもらいたいと
思うようになってきました。

りっちゃんの一日の中で、一番のイベントは
入浴。お風呂タイムです。


先にママ(妹)が入浴し、ひと段落ついたら
「おばちゃ~ん、おねがいしま~す!」とお呼び出しがかかります。

私は裸のりっちゃんを抱きかかえ、お風呂場へ向かい
ママへバトンタッチ。りっちゃんと引き渡します。

5~10分も経ったら、また「おばちゃ~ん、あがるよ~!」と
声がかかるので、びしょびしょのりっちゃんを引き受け、
優しく全身を拭いて、
湿疹を治す薬を塗り、
保湿剤を塗り、
おむつを履かせてあげます。

お風呂に入って気持ちよくなったりっちゃんは、
所かまわずチーとおしっこをしてしまうことがあるので、
さっさとおむつを履かせてあげなくてはいけません。


ここまではサクサクと手際よくできるようになりました。
しかし問題は…
耳掃除と鼻水の吸引!

りっちゃん本人は嫌がって
大泣きするし、鼻水は思うように取り出せません。
鼻の穴を覗くと…そこにはヤツが見えているのに!

結局綿棒を使って、鼻の奥のブツを取り出さなくてはいけませんが…
これがまた難しい。

この世の終わりとでも言うように
りっちゃんは泣き叫びます。
まるでその顔は、男梅そのもの(笑)


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これは困った…
まぁでも、とりあえず鼻の入口までは吸引できているので、
この後は母親(妹)に任せよう。(結局他人任せな私…恥)

このほかにも、りっちゃんを寝かしつけたり、
ミルクをあげたり、育児に参加させていただいています。

新生児との生活に全く無縁だった私が
育児という初めての経験をさせてもらえることに幸せを感じます。

小さなりっちゃんを心配したり、
一緒に笑ったりできる日々が来るとは思ってもみませんでした。

りっちゃんに感謝の気持ちと愛情が芽生えてきています。

60代定年父の変化

私の父は、66歳になります。
その66年間の人生で、キッチンに立ったことなど
一度もありません。

「玉ねぎを切ると目がしょぼしょぼするな」とか
一般的なことさえ知らなかった父。

なんと、その父が毎日朝・昼・夕食の支度をしてくれているのです。
昼はせっせと、近所の八百屋さんへ出向き新鮮な野菜を買ってきます。
お刺身が食べたいとリクエストすれば、
再び近所のスーパーへ行ってお刺身を買ってきてくれます。


日々YouTubeを見ながら新しいレシピに挑戦しています。
最近「これはよくできたぞ」と自慢していたのは、
ほうれん草と人参ともやしのナムル。

まさか、あの昭和30年代生まれの父に創作料理(?)ができるなんて…
驚きと感動で娘の私は大喜びです。

そして、仕事人間だったころの父とは打って変わって、
笑顔が増えてきました。
自分の夕食を家族が美味しいと言って食べてくれるなんて幸せだなぁ…
なんて呟いていましたから。

60代パート主婦母の変化

母は、あっという間に「育児の先輩」へと変貌を遂げました。

育児と仕事の両立もお手の物です。
仕事を終えて、疲れて帰ってきたとしても、
そんなそぶりは一切見せず、
「りっちゃんお散歩に行こうね」とか
「りっちゃん一緒に宝塚みようね」と
何時間でも抱っこをして、りっちゃんと一緒に過ごしています。


今までは、3時間のパート仕事を終えて帰宅したら、
3時間の昼寝をしていた人なのに(笑)

赤ちゃんがいるだけで、母は活動的になるようです。
母の育児本能が蘇ってきているようです。

娘を思いきり抱っこできるのは赤ちゃんの時だけだから。
30年も経てば、娘なんてまるで自分だけで大きくなったような顔をして、
さっさと自立しちゃうんだから。
さいころにたくさん抱っこして、
一緒に遊んで、話しかけてあげないときっといつか後悔するわ。
と主張しております。

え、私たちってそんな風に思われていたの?!
それはそれは…大変失礼いたしました。

母の娘への想いをいきなり暴露され、
ビックリした娘をよそに
母はりっちゃんにくぎ付け。

ちょっとでもふにゃふにゃしてきたら、抱っこをします。
自分の育児全盛期の後悔を晴らすかのように、
とにかくすべての気持ちをりっちゃんに集中させているようです。

そして、妹は笑った

今月初旬。
生まれたての赤ちゃんを連れて実家へ帰って来た妹は
疲れ果てているようでした。

日々の掃除や洗濯をこなし、
夫の夕食を支度し、夫のわがままにも付き合い、
りっちゃんが泣いてご機嫌ナナメになるたびに、
不安を感じる生活だったようです。

私と両親は
「よく頑張ったね、よくひとりでやってきたね」
と妹を迎え入れました。

父も母も私も
ひとりひとりが妹の育児に参加し、
妹は1日2時間でも、ぐっすり眠れる時間、
ひとりになれる時間を手に入れることができたのです。

たった2時間でも構わないから、
気兼ねなく爆睡したい!

その妹の想いは叶ったようです。
徐々に妹にも笑顔が増え、気持ちの余裕が出てきたと言っています。

最後に

自分では子どもへの興味関心がないドライな人間だと、
思い込んでいましたが、全然そんなことはありません。


今までの35年間も、そしてこれからの人生も、
私自身は子供をもつ予定はありません。

そんな私に、姪っ子は一時的な育児体験をさせてくれました。
きっとこの時間は、生涯かけがえのない思い出になることでしょう。


独身女だって子育てのお手伝いできるんだから!
新米ママさん、頑張って!

疲れた時は応援してくれる家族がいますよ♪