ゆめのブログ

30代女の独身生活ブログ

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日曜日の人間関係が悩みの種


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今日は日曜日だ。仕事は休みなのだ。私は趣味でフルートを吹いている。市民オーケストラに所属させてもらっている。他の楽器と一緒に演奏するのは楽しい…はずだった。



 

仕事以外の人間関係

仕事での人間関係に悩むことはよくある話。プライベートでも人間関係に悩みたくはなかった。しかし、今、非常に頭を抱えている問題がある。

所属する市民オーケストラでの人間関係、である。どうにも自分が馴染めない感覚がぬぐえないまま1年が過ぎている。

楽団員が主体となって定期演奏会やクリスマスコンサートを行っている。私はうっかり、ステージの演出を考える係を引き受けてしまった。この演出係が厄介だった。

 

演出係の仕事は、曲ごとにステージのバックライトの色を何色にするか?どのタイミングで変えるか?ソロ奏者のピンスポットライトを使用するか?などを考えるのだ。

 

たったこれだけの作業なのだが、係のメンバー内で意見がぶつかるのだ。演出案を提案する人が居たかと思えば、それに反論する人が居る。譲歩案を見つけられないまま、「怒った調子で言われた」とか、「返事がない」とか論点が全くズレていくのだ。

 

最近の子どもでもこんなコミュニケーションはしないはずだ。まったく呆れてしまう。

それにこれは業務ではない。皆、音楽を楽しむために集まっているはずではないのか…喧嘩してどうする。大人げないメールのやり取りが行われている。

 

これはフーテンの寅さんスタイルで生きる私には非常にストレスがかかる。聞こえない振りをして、理解できないフリをして、会話には加わらないことにしている。

信用されずとも構わない。顰蹙を買っても構わない。私は、人と人の小競り合いに巻き込まれるのはごめんだ。しかも、今日は日曜日なのだ。

情けない性

他人の小競り合いをみて快く思っていないにも関わらず、私はその場から立ち去れない(係を抜けようとしない)のだ。

 

これは私の悪い癖である。

 

一度引き受けた役割を「断ることができない」のである。日本人特有の調和を重んじる性格かと思っていたが、どうやら日本人かどうかは関係ないようなのだ。

 

人間関係に悩むようになったら、あっさりとその場を立ち去ることができる人はいる。珍しくない。結構いる。かなりいる。フェードアウトなんて日常茶飯事だ。

 

私もそうすれば良いのだが、これがまた難しい。係以外の方々はとても純粋に私の未熟なフルート演奏をサポートしてくれているのだ。

つまり、係の仕事以外は何の問題もないのだ。他の人に情が移ってしまっている。

放っておいて欲しい。

私は私のペースでスキルを上げて皆の演奏に参加したいだけだ。おじさんとおばさんの小さな喧嘩に巻き込まれるために参加しているのではない。

3年前の断捨離を思い出す

私は3年前に人間関係を断捨離した。あるダイビングショップとの交流を絶ったのだ。思い返せば、その時も1年くらい悩んだことを思い出した。

 

ダイビングライセンスを取ったばかりの未熟な私のスキルアップに付き合ってくれたショップの社長や一緒に潜ってくれた仲間がいた。彼らに非はなかった。

 

その人間関係を断捨離しようと思ったキッカケは、他の客の質が低下したためだった。マナーを守らず、陸でも海でも人に迷惑ばかりかけるお客さんが常連になってしまったことだ。

 

酒の飲み方も品が無く、食事のマナーも良くない、どこでも煙草を吸い、吸い殻はポイ捨て。ダイビングスキルも未熟で、サンゴ礁を壊しながら泳ぐ姿を見て辟易したのだ。

 

この客を常連にしていくというのなら、私はここから去る。

 

そう決めてから実行するまでに1年もの時間を要してしまった。フェードアウトするように連絡の頻度を下げ、最後は思いきりグループトークから退会した。

その後2度とそのコミュニティに戻ることはなかった。

 

きっと今回もそうなるだろう。違和感に気づき始めてから1年が経っている。来たる6月に定期演奏会がある。良い区切りだ。

ここで私はこのコミュニティから卒業したい。

 

ドライな性格の良し悪し

問題は、この私の性格である。人間関係が深く長くなるほど、窮屈に感じるのである。どうにも、「特定のコミュニティ」に根を下ろせない性格なのだ。

 

ダイビングもフルートも大好きなのだ。どちらもスキルを上げていく過程が楽しくて仕方がない。続けていきたい。でも、それに付随する人間関係が厄介だと感じてしまうのだ。

 

こんな自分の性格が恐ろしいと感じてしまう。

どうしてもっと緩やかに人とつながっていられないのか、と思ってしまう。何度も何度も学生時代の友人も、前職の同期も、区切りの度に離れてしまうのだ。

 

しかし、このドライな性格は決して悪いこととは言い切れないと思う。人が丁寧に接することのできる人数はある程度決まっていると思う。

所属するコミュニティが多い人もいれば、ほんの少数の人としか関われない人もいる…はずだ。私は、厳選に厳選を重ねて今の人間関係を残している。

 

最も大切なのは、自分の家族と女友達3人。そして今の恋人である。それ以外の人間関係は必要ない。

ここまで減らすのに、10年もの時を要した。

これからは、その場その場で必要な人間関係を調達していけば良い。時の流れと共に自分に関わる人間関係も新陳代謝をしていく必要があると思うのだ。

自分も年を重ねるだけ、自分のことがよく分かってくる。独りでじっくり自分と対話していけば、人間関係もミニマリストになって良いと思う。

衝動的にリセットするのではなく、徐々に距離を離して、人間関係の色を薄くしていく感覚で良いと思っている。

 

自分の心のエネルギーを消耗してしまう人間関係には身を置かないことが必要だ。

自分の心を守るために。

 

 

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