【正月は箱根駅伝】
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こんにちわ。
今日も笑顔の ゆめの です。
本日と明日は箱根駅伝です。
新型コロナ感染予防対策のため、沿道応援はできないと思っていましたが?
沿道応援している様ですね。
私の一押し校は帝京大学です。
単純に我が母校だから、です。
その箱根駅伝を楽しむためにオススメの本は
【風が強く吹いている 三浦しをん著】でございます。
青春キラキラストーリーですね。
高校生の頃から長距離陸上のスーパーエースだった主人公 走(かける)だったが、大学生になった頃には陸上競技から完全に離れています。陸上への未練を残しながらもやはり陸上しかないと思い悩んでいる頃…
寛政大学の先輩清瀬灰二に声をかけられ、再び陸上への情熱を取り戻すストーリーを軸としています。
その経験者2名を中心として、初心者(ただの下宿先同居人)たちと共に、駅伝部を立ち上げて駅伝出場を目指します。
お話の各処にメンバーの個性が光ります。
主人公以外にも、
- タバコ大好き留年生
- 就活に悩む4年生
- 室内でランニングマシーンを使う先輩
- あっけらかんとしているポジティブキャラの双子
- 外国人留学生
- 応援チームの地元八百屋さんの看板娘
初めてこの面々に「駅伝部を作る、君たちも箱へ駅伝を目指そう!」と誘うのですが、
もちろん予想の通り各メンバーは
となるわけです。
部長兼監督兼コーチのハイジが淡々とその成功へのストーリーを論理的に語り、説得して行きます。
そしてそのストーリーは着実に一歩ずつ現実となり、各メンバーは確実に手応えを感じていくのです。
「寛政大学生が箱根駅伝なんて無理だよ」という周囲の冷笑も跳ね返したり、
人生初めてのランニングにヘトヘトになって文句を言いながらも、
仲間同士で声をかけたり、遠くから見守ったりしながらコツコツ練習していく様子。
タバコ大好きニコチャンが禁煙をしたシーンには驚きましたね。
…え?!ニコチャン!
(喫煙者の私にとってはこの決意の硬さに尊敬せざるを得ないのです)
大学生男子同士の心の距離感が分かりやすく表現されています
私は男子大学生ではないので、大学生の頃を思い出して私の友人もこんな感じだったのかな?と改めて思い返しました
高校時代のわだかまりと向き合い、ライバルとの対峙しライバルへの負のエネルギーを振り払い、自分と向き合えるようになる主人公。
そんな主人公を中心に、青竹荘(下宿先)で繰り広げられる、青春の葛藤、喜びが詰まった作品です。
箱根駅伝の魅力には、優勝以外にも多くのドラマがあることです。
それは、
- シード権の獲得←我が母校はこれ
- くりあげスタート
- 学連選抜の選手1人1人のドラマ
- そもそも棄権せずに襷を繋ぐこと
この小説では(一応)優勝を狙うのですが、それ以外にも様々なゴールがあるんです。
毎年、思いもよらない青春ドラマを繰り広げてくれる箱根駅伝
子供の頃に父母、親戚一同が熱狂していた様子を横目に見ていて
高校生の頃はバイトでリアルタイム応援をせず結果を聞くだけ
大学生の頃は学内新聞(みたいなもの)で選手の個性を知ったり
卒業してからは暇なお正月の暇つぶし
海外旅行へ行ってしまったら、Yahooニュースで事後結果確認
それでも毎年見ていたら、徐々に順位を上げていく母校のチームに
私も惹きつけられていくのがわかります。
私の住む地域では、箱根駅伝だけでも、十分お友だち感覚でお喋りネタになる地域の特性があります。
地元ではで仕事をするようになってからは、年明け営業日に
帝京、シードだね!
と言われるようになりました。この上ない喜びであります。
わが母校、後輩の努力を地元の方が注目してくれていることがとても嬉しいです。
さて、そろそろ帝京大学が存在感を示してきているようです。
5位に浮上しています。
私の自宅付近で順位をあげているようです。
箱根まではまだもう少し、山登りのエースへ胸を張ってタスキをつなげてほしいと思います。
では、また。