ついにブロガーだと名乗ってしまった。
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ブロガーを名乗ってしまった
昨晩のこと。恋人から電話があった。ディープな話しをするにはもってこいの時間だ。
彼は言った。
「このままサラリーマンを続けていていいのか悩んでいる」と。
そんな話の流れから、副業をするかしないか?とか、脱サラして個人事業を始めるか?という話になった。
彼はYouTubeチャンネルを持っている。始めたばかりなので、登録者数に一喜一憂しているようだ。激務のサラリーマン業の傍ら、YouTubeの動画編集をしていく生活に疲れているようだ。そして「このまま続けて意味があるのかな?」と思い始めているようだった。
悩める彼の言葉を聞いているうち、つい私は「ブログで副業をしている」と口を滑らせてしまった。
なんということだ。1年半もの間、内緒にしていたのに。私としたことが、深夜のディープな会話の流れに乗せられてしまった。
私はブログを書いていると人に話したことがない。他人に「ブログ書いてます」とは恥ずかしくてとても言えない。なぜなら、アクセス数もとてつもなく少ないからである。劇的に少ないのだ。
36歳実家暮らし独身女のイタイ感じが満載だからだ。自覚はしている。
心の内を吐露した記事だってある。心の中を丸裸にして、全世界に発信しているようなものだ。冷静になって考えれば恥ずかしいったらありゃしない。
それでも、私はこのブログを愛している。どの記事にもその日毎に感情が違っていて、読み返すと過去の自分が今の自分に語り掛けてくれているような感覚になれるのだ。
決して恥ずかしいことではない…とは思っている。ブログを立ち上げた1年半前よりもアクセス数は確実に伸びている。ほんの少しは自信があるのだ。
だから別に隠すことでもないが、わざわざ人に話すことでもない。ひっそりと静かに書いていたいと思っていたのだ。
気にしない。
人は自分の心の内をさらけ出すことが怖いと感じる。もし、心の内をさらけ出して否定されたり、バカにされたりでもしたら傷つくのだ。だから心の内をさらけ出しているこのブログの存在を隠しておきたかったのだ。
しかし、いくら口が滑ったと言っても、話してしまったことはもう戻らない。犯罪を犯しているわけでもないし、誰かの誹謗中傷をしているわけでもない。
ただ、発信している自分に慣れていないだけだ。36歳になった私は結構図太くなったようだ。
「まぁ、どうにでも思ってくれ」くらいの気持ちである。もっと若かったら、恋人に自分の恥部をさらけ出した後のことを考えて悶々と悩んでいたに違いない。
しかし、これまでの人生で恥をかいてきたのは今に始まったことではない。
思い返せば、まさに恥の多い人生である。
20代の頃はメンヘラ気質があった。八王子駅で彼氏に大声で怒鳴りながら大泣きしたこともある。典型的なかまってちゃんだった。
モラハラ男に心酔していたこともある。最終的には別れることになったが、別れ際にモラハラ男は大暴走し、嫌がらせをしてくるようになった。結果、警察にお世話になったこともある。両親には呆れられた。
ハワイに旅行したかと思えば、ビーチで声をかけてきた現地の男と連絡を取り合った。ハワイに長期滞在するために仕事も辞めた。そして、その男の家に1か月も居座った。(ルームメイトに日本人の女の子が居たので危ない目には遭っていないが)
私は後先のことを考えない性質があるようだ。自分でも自覚しているがこう書いてみると恥ずかしさがこみあげてくる。
もっと慎重になれよ…と言ってやりたい。あぁ恥ずかしい。
だから、今更になって恥ずかしいなどと気にしてはいられない。そんなに清廉潔白ではないのだ。もうすでにイタイ女なのだ。
仲間になれるかも?
1年半の間ひた隠しにしてきたこのブログの存在を彼に打ち明けた。
その時の彼の反応は「え、すごいじゃん」と。
彼は優しかった。私のブログを否定しなかったのだ。
そして彼は「そのブログの原稿を見せて欲しい」とまで言ってくれた。心意気は嬉しいが、それは絶対にできない。彼と付き合う前の恋愛のことも書いているのだ。トラブルになりかねない。立たせる必要のない波風だ。
申し訳ない気持ちもありつつ、彼の申し出はお断りした。ごめんね。さすがにそれはできないよ…(+o+)
とにかく、私が思っているほどブロガーであることを隠す必要はなかったようだ。ありのままの自分をさらけ出してみるのは怖いけれど、受け入れられなかったからと言って気にする必要は無いと思う。受け入れてもらえたら、最高に幸せだ。
自分が思っていることや、大切にしていることを好きな人に知ってもらうだけで心は少し軽くなる。幸い、彼はYoutuberだから、発信者として仲間にもなれるかも知れない。
悩みや思いを共有できることは嬉しかった。
ひとりでブログを書き続けるのも悪くない。でも時には、同じようなことをしている仲間を見つけてみてもいいのかも知れない。
そんなことを想った夜だった。