【母の教え】自分が居心地の良い場所を見つけておくこと。悩んで気持ちが塞いだ時のために。
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仕事・人間関係・家庭のこと…
生きていたら楽しいことと同じくらい(もしかしたらそれ以上)に
悩みは尽きないものです。
私の母は、常々「悩んだ時こそ、宝塚劇場へ行きなさい」と
教えてくれました。
それは、「悩んだときこそ居心地の良い場所へ自分の足で行ってみなさい」
そういう意味だと私は解釈しています。
日々の悩み
浮かんでは消えてしまうようなささやかな悩みって
割と生活の中に潜んでいると思いませんでしょうか?
例えば、こんな風に。
- 仕事での人間関係。
「そんなつもりで言ったわけじゃないのに…」と自分が伝えたいことが
相手に誤解されてしまった状況。
- 仕事でのケアレスミス
大きな損失になるほどのミスにはならなかったけれど、
もし、誰かが気づいてくれなかったら…と思うと怖くなるようなケアレスミス。
FAXの送信先を間違えるとか、自分が情けなくなるようなミス
なんとも微妙なミス…泣
- 家族間のイザコザ
今日も元気でいる祖父の遺産相続問題。
「相続人が元気なうちから遺産相続について話し合うべき」と話し合いを始めたのに、
「相続人が元気なうちからすでにギスギスした雰囲気になっている」ような状況。
どれもこれも、今頭を抱えて悩んでも解決にはならなくて
「時間が解決する」ようなことばかり。
些細な悩みに気を取られていては、
前に進めないことは分かっているのです。
問題なのは、この「些細な悩みが重なった時」。
「些細な悩みが1つだけ」なら、
ぐっすり寝たり、友人と話したり、映画を観たり、本を読んでみれば、
たいていの些細な悩みは薄まっていきます。
それがいくつか重なったとき、
脳みそはなかなか休んでくれません。
もういいや!考えるのやめちゃおう!
なんて、投げやりになってしまうこともあるのです。
投げやりになったところで、仕事と家族問題は
そう簡単に悩み人の頭からは消えてくれません。
そんな時、あなたならどうしますか?
劇場へ行きなさい
私に些細な悩みが重なったとき、母はいつも言います。
「宝塚を観にいってみたら?」と。
映像(スカイステージやライブ配信)で見るだけでなく、
「劇場」へ足を運ぶことを勧めるのです。
しかし、脳と心が疲れている時は
劇場へ行くって言ったって…東京宝塚劇場までは1時間半かかるし、
宝塚大劇場までは新幹線に乗らないといかれないし…
後ろ向きな気持ちになってしまったりするのです。
母の教えを守ってみたら
劇場に赴くエネルギーを失いかけながらも、
思い切ってチケットを買ってみる。
母の教えに従って、劇場へ行くことにしてみる。
いつまでも、心をすり減らしていても仕方ないし。
そうすると、不思議!
観劇日までに美容院へ行って、
着ていく服を選んだりして、
しっかり心は前向きになっていくのです。
嘘じゃありません。
たった一枚のチケットが、
私の心をちょっとずつ重くしていることが軽くなっていく感じがするのです。
自分にとって居心地の場所
私の場合は宝塚劇場へ行き、本物の舞台を見ることが
ストレス発散、気分転換になるわけです。
宝塚劇場が居心地の良い場所なのです。
それは、誰にでも当てはまることではありませんね。
「自分が心から安心できる場所」があれば、
「幸せだなぁ」とか「明日も頑張ろう」と思える瞬間が
増えるのではないでしょうか。
誰からも怒られない、
誰に気を遣うことなく、
自分が思うままにふるまえる場所。
居心地がいいなぁ~と思える場所。
そういう居場所は、長く楽しく夢を持って生きていくために
きっと役立ってくれるはずです。
実際、私は25年間宝塚ファンを続けてきて、
大きな悩み(ダメな恋愛)から、小さな悩みを乗り超え
ここまで生きてきたのですから。
どうやって見つける?
「居心地の良い場所」とは言うものの、
実際そう簡単には見つかりません。
良いことなのか、悪いことなのか…
今の世の中にはいろいろな選択肢があります。
その中から、「自分にはこれだ!」と思うことに出会うのは、
運命ともいえるでしょう。
その運命を引き寄せるためには、
「色々手を出してみる」
それに尽きると思います。
(スピリチュアル的な話しではありません…笑)
「趣味がない」「楽しいと思えることが見つからない」という
八方塞がりな状況もあります…悲しいけれど。
心が動かないって感じの時。
そんな時はもう、なりふり構わず、
あれこれ手を出してみるのが良いです。
ちょっとだけ「あ、いいかも」と思えるようなことに出会ったら、
手を出してみると自分の得手不得手が分かってくるのです。
「これは楽しい!」と思って始めたことが、結局続かなくても、
誰にも迷惑かけませんし。
ちょっと自分のお小遣いが減るくらいかな?
あ。これは合わないわーっと言ってさっさと撤退すればいい。
すぐに自分の一生の趣味や特技になるとは限らないのですから。
たいていの場合は、「なんか違ったな」の方が多い気がします。
趣味遍歴を増やす
私の場合もいろんなことに手を出してみました。
- スキー・スノボ→寒すぎて辛くて、3回で挫折。
- 車のカスタマイズ→車に凝ったところで、車は移動手段でしかないと思い挫折
- ヨガ→コロナでスタジオが閉まってから、やる気をなくして挫折
- 英会話→そもそも海外旅行しか行かないので、目的を見失って挫折
- ウォーキング→雨の日・寒い日に外に出るのが億劫になり挫折
- ハイキング→ハイキング仲間と相性が合わず挫折
もっともっとたくさんあるのですが…
結局、今のところ私の元に残った居心地のいい場所は
「宝塚劇場」と「海(ダイビング)」。
試行錯誤の上に、この2つを見つけました。
10個くらいの新しいことにチャレンジしてみて
1個見つかればラッキーという感覚です。
そんな程度の気持ちで、
趣味遍歴を増やしていくことは悪いことではありません。
人との出会いと一緒です。
学校でも会社でも100人くらいのコミュニティの中で、
自分と相性のいい人って2~3人くらいでしょう?
(少なすぎる?)
だから、そんな感じ。
下手な鉄砲数でも、数打ってみれば当たるものです。
続けるコツは「つかず離れず」
宝塚観劇もダイビングも
こんなに長くお付き合いするとは思っていませんでした。
宝塚は25年、忙しい時は劇場から足が遠のいたりしながらも
つかず離れず観劇を続けてきています。
大学生の頃は1回も劇場に行っていません。
社会人になって、最近は時間と心に余裕ができたので、
また通うようになりました。
こんな風に
気の向くままに、自分が「劇場に行きたいな」と思ったら行けばいい。
必ずしも、100%の情熱で取り組む必要はないのです。
趣味とも良い距離感を保つことが、
継続していく秘訣だと思っています。
肩に力が入りすぎると、
逆に疲れてしまうことはよくあることです。
人生は「居心地のいい場所」を見つける旅
母が教えてくれたのは、
自分の足を使って行動して、
「居心地の良い場所」を見つけると人生が豊かになる、ということ。
鬱々して時間を過ごすのも、
宝塚を観て夢見て時間を過ごすのも、
過ぎる時間数は同じ。
1日が24時間なのは、誰にでも平等です。
どうせなら、その24時間×100年を
「居心地の良い場所」を見つける過程を
楽しんでみるのも良いかも知れません。
今の自分に「楽しめること」が無くても心配する必要はなくて、
あれもこれも空回りしながら「楽しいと思えること」と見つけながら、
人生を旅するって感じかな。
今日の母の教えてくれた「居心地のいい場所を見つけておくこと」。
これからも、大小様々な悩みや困りごとから、
私を救ってくれそうです。
最後までお読みいただきありがとうございました。