宝塚ファンにオススメ本【ヅカメン】お父ちゃんたちの宝塚。
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久しぶりに宙組公園を見たばかりなので、
頭の中は宝塚一色。
先日の観劇のお供に、【ヅカメン】という本を携えました。
どんな本?
私は、この本を本屋さんで見つけたとき、
男性ファンのエッセイだと思ったのです。
「男性目線で宝塚を語る」というような内容を想像していました。
ところが!読み始めてみると
笑えるし、なるほど発見!もあるし、
中にはほろっと涙してしまうような、短編小説だったのです。
読んでよかった〜♪
宝塚歌劇団を、裏から(内部から)支える男性たち物語が綴られています。
例えば
生徒監というお仕事に着いたあるオジサマのお話。
生徒監とは…
各組の保護者のような、担任の先生のような役職のことです。
門限に帰ってこない生徒を寝ずに待ったり、
生徒が舞台稽古で怪我をすれば、タクシーで病院まで連れて行く。
子供のいないオジサマが、
40人の組子から「お父ちゃん」と呼ばれ、
組子たちを守る存在になっていくストーリー。
そもそも生徒監なる職業を知らなかったので、
新しい発見です。
大道具さんのお話もあります。
宝塚ファミリーランドのジェットコースターを作る職業を希望していた青年が、
突然、宝塚歌劇の大道具担当になる。
最初はイヤイヤしながらも、
ジェンヌの人知らぬ努力や、屈託のない笑顔、
舞台を作り上げようとする情熱に巻き込まれ、
いつしか、大道具さんとして誇りを持つようになる、というストーリー。
誰のことだろう?
このストーリーはすべてフィクションなんだそう。
色々なエピソードを織り交ぜてあり、
複数のジェンヌさんをモデルとして、
登場人物のキャラクターを描いているのだろう。
でもね、想像しちゃうんですよ〜
とくに、5話すべてに登場するサンバ(愛称)呼ばれる生徒は誰なのか??
考えましたよ〜。
グルグル妄想
本書内での描かれるサンバちゃんの情報を元に妄想します。
サンバは背が低くて、シークレットブーツを履いている。明るくて大阪弁。
→霧矢大夢さん?(失礼)
髭をつけたおじいちゃん役が多い。
→美沙のえるさん?
サンバが退団を申し出た時には、
「専科か組長になってくれないか」と引き止められるが、断り退団。
→天馬みちるさん?
えー、誰?誰~?
懐かしの個性派ジェンヌさん
その答えは、本書巻末の解説で明らかとなりました。
正解は真山葉瑠さん。
るんぱちゃん!
そうよ、そうそう。
ルンパさんといえば、THE芸人ジェンヌ。
タカラジェンヌらしからぬ、
庶民的なキャラクターでいつも舞台に笑いをもたらしてくれていた存在。
天海祐希さんがトップだったころの思い出がよみがえります。
天海さんが舞台にいないタイミングの出番に、ルンパさんは
ゆりちゃんの着替え中だからさ、あたしで我慢して〜
もうすぐゆりちゃん出てくるから、ちょっと付き合ってね~
※ゆりちゃん=天海祐希さんの愛称
なんてジョークを飛ばしていたのです。
子供の私にも近しく感じたジェンヌさん。
確かに、組長や専科ジェンヌとして
後輩に教えてほしいことはたくさんあったように思います。
観劇前の移動中におススメ
私の自宅から東京宝塚劇場まで、
1時間以上電車に乗るので、
最中にこの本を読みました。
この本を読んでから舞台を観劇すると、
ジェンヌさんだけでなく、
その裏で働く大勢の方の情熱と愛に思いを馳せられます。
観劇がさらに楽しく感じるでしょう♡
いつもの観劇のお供に、是非読んでみてください!
お父ちゃんも頑張ってるんだな~