瀬戸かずや退団公演(花組・東京宝塚劇場公演)を観劇してきました。もっともっと男役・瀬戸かずやの姿を見ていたいと心が叫んでいる。
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お願い!退団しないで。
もっとあきらさんを応援していたいよ!
心がそう叫んでいます。東京宝塚劇場にて、
【花組公演・アウグストゥス‐尊厳ある者-/Cool Beast!】を観劇してまいりました。
瀬戸かずやさん(あきらさん)の退団日が目前に迫っていることをさらに実感してしまい、とてつもなく切ない気持ちと観劇をした興奮が入交り、複雑な心境になっております。
瀬戸かずやの魅力は青天井
東京宝塚劇場の舞台で拝見したあきらさんは、今までよりもさらに男役としての魅力を増しておりました。
前回私が観劇したのは4週間前でした。あきらさんはこの短い間にも男役の魅力を磨き続け実力をつけているのです。
アントニウスが降臨
お芝居ではあきらさんにアントニウスが乗り移っているかのようです。
エジプトで自死してしまう演技は、喪失感に苛まれているアントニウスの心情がさらに迫力を増しておりました。
師と仰いでいた(ゴマを擦っていただけ?)カエサルが死去したことにより、後ろ盾を失った平民出身のアントニウス。アントニウスはブルートゥスを殺めることによってカエサルの後継者としての地位を確立しようとする。
しかし、ブルートゥスを殺めてしまった罪の意識から逃れることができない。
愛するクレオパトラと共に移り住んだエジプトでは、クレオパトラの側近たちに受け入れられず、窮地に追い込まれていく。
人生の指針を失ってしまい、自暴自棄になったアントニウスの狂気をあきらさんは見事に演じておられました。4週前に観劇したときよりも、さらにあきらアントニウスは自暴自棄になっていました。
男役の色気が増した
ショーでは場面ごとにあきらさんの色気がさらに輝いております。
特に大階段での【ジョバイロ】を謳う幕では、
シャンパンゴールドのお衣装がひと際輝いております。
羽山先生(?)の振り付けが、あきらさんの色気をさらに引き出してくださっています。
大羽根を背負って降りてこられるあきらさんの表情には、自信と歓びに満ちているのです。1曲1曲を丁寧に、心を込めて歌っておられることが伝わってきます。
あきらさんは以前にも増して、声が低く太くなり伸びの良い声になっているようです。卒業する最後の日まで男役を極めようという強い情熱を感じます。
時が止まればいいのに
こんなに男役としてカッコイイ瀬戸かずやの姿をもっともっと見ていたい!
辞めないで欲しいと思うが故に、
このまま時間が止まってしまえばいいのに。
千秋楽を延期してもいいのに。
「退団します発言」を撤回してもいいのに。
なんて、訳の分からない考えが私の頭に浮かんできます。瀬戸かずやロスに陥る寸前。完全に理性を失っております(笑)
日々、男役を極め続け頂点へ向かっているあきらさんの姿を見ていると、
そう思わずにはいられないのです。
切ないですね…とても切ない気持ちになります。
終わりがあるから輝く
もっともっと男役・瀬戸かずやを見ていたいと強く願う一方で、
終わりがあるからこそ輝けるのだとも思うのです。
卒業するジェンヌさん自身は千秋楽に向け、さらなる高みを目指そうと芸を磨く。
ファンはその姿を目に焼き付けようと、劇場へ通う。
ジェンヌさんと観客のパワーや集中力が重なって、公演ごとに作品のクオリティが上がっていく。
こうした循環がサヨナラ公演の醍醐味であるのです。これは、サヨナラ公演ならではの現象だと思います。
終わりがあって儚いからこそ、人は輝く。切ないけれど、それもまた事実です。
千秋楽へ向けて
あきらさんが宝塚歌劇団を卒業する日を嘆いてばかりでは、あまりに毎日が悲しすぎます。
絶対に千秋楽の日は訪れるのです。
その日までは、
毎日の公演がケガなく無事に終わること、
あきらさん自身が悔いのない1日を過ごせていること、
心の決めたままに舞台に立てていること、
それを遠くから応援しようと思います。もうそう思うしかないですよ…ホント。
私の切ない思いを何とか解消してくれるのは、先日スカイステージで放送された「華優紀サヨナラショー」と「瀬戸かずやディナーショー」の録画番組です。
今朝からエンドレスで繰り返し、繰り返し見続けています。
せめて、映像でもいいから今の花組を観ていたい…
残すはあと1公演
私の手元に残っているチケットはあと1枚。マイ千秋楽は、来週です。
この日を最後に男役・瀬戸かずやは見納めになります。
その日まで、私も体調管理をして心を整えて観劇日を迎えたいと思います。
あぁ…やっぱり切ない。
東京公演観劇の感想です(1回目)
瀬戸かずやの魅力あふれるディナーショーの感想
大劇場公演のライブ配信の感想。
宝塚大劇場公演を観劇した感想です
あきらさんが退団発表をされた時のことを書いています。