ゆめのブログ

30代女の独身生活ブログ

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【この本を盗む者は】2021年本屋大賞ノミネート作。私の想像力はどこへやら?

昨晩、【この本を盗む者は】を読み終えました。

著者は深緑野分さん。

深緑さんは存じ上げていましたが、作品を読んだことはありませんでした。

2021年本屋大賞にノミネートされた作品なので、読んでみることに。

※ただいま、本屋大賞ノミネート作の読了チャレンジ中です。

 

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率直な感想は「?」

せっかくブログに感想を書く!と意気込んだものの、

このストーリーから何を学べばいいのか、分からない…。

すみません。

 

どうして?

さて、どうしてこのストーリーにはまり込めなかったのか。

理由を考察してみたところ、このストーリーのジャンルと私の相性がよろしくなかったようです。この小説のジャンルは、

したがって、このストーリーを楽しむためには読み手の想像力が大いに求められるのです。

 

あらすじ

書物の蒐集家を曾祖父にもつ高校生の深冬。父は巨大な書庫「御倉館」の管理を務めるが、深冬は本が好きではない。明日日、御倉館から蔵書が盗まれ、深冬は残されたメッセージを目にする。「この本と盗むものは魔術的現実主義の旗に追われる」。本の呪い(ブックカース)が発動し、街は物語の世界に姿を変えていく。泥棒を捕まえない限り、世界はもとに戻らないと知った深冬は、様々な本の世界を冒険していく。やがて、彼女自身にも変化が訪れて…

 本書の帯より引用

 よく分からん

この帯のストーリー紹介の分を読んだだけでは、さっぱり意味不明。逆に、ファンタジー小説をあまり読まない私は、そこはかとなく興味を引かれたわけですが…

実際読んでみても、結局最後の最後まで、著者・深緑さんが描くファンタジーの世界にハマらなかったのです。

その理由は、私に「ファンタジー要素」が不足しているためでしょう。映画も、舞台も、現実世界にはありえない空想の世界を設定されてしまうと、頭の中がこんがらがってしまうのです。ファンタジーが苦手なのです。

読書の目的

人々が読書をするにあたっては色々な目的があると思います。

  • ビジネスのノウハウを知りたい
  • モチベーションを保つ方法を知りたい
  • ワクワクした高揚感を味わいたい
  • どんでん返しのストーリー展開に驚きたい

こんな感じでしょうか。

私の場合は

  • 自分の価値観と照らし合わせて共感したい
  • こんなこと思うのは私だけじゃないんだ

という共感のニーズが強いようです。

その悩みわかるわ~、とか

いやいや、それは考えすぎだって~、とか

この立場だったらどうするだろう?、とか、

登場人物と共に悩み、楽しみ、希望を見つけていくのが私の読書スタイル。ですから、ファンタジーの世界では自分の思いを共感させることが困難なわけです。

 

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想像力どこへ行った?

自分の目に見えるもの、自分の経験の範囲内にしか共感できない私。いつからこうなってしまったのかしら?と思い返してみました。

 

理系大学院生だった私は、【エビデンス】と共に生活していたのです。世の中に起こる現象には必ず科学的根拠があって、数値化され、分析され、論文として発表されている。統計もとられている。そんなエビデンス大好き生活が基盤となって、「目に見えるもの、数値や実体験に基づく思考」が身についてしまったようです。

 

もう、夢みる夢子ちゃんには戻れなさそうです。

 

まとめ

こんな現実主義者の私は、深緑野分さんの世界観にハマることができませんでした。想像力豊かな、ファンタジー好きの方にはオススメです。きめ細やかに、ブックカースの世界が描かれています。

たまには自分にハマらない作品と向き合ってみるのもいいかな。

 

神子元ダイビング 2021年潜り初めはドライスーツでヒヤヒヤ、でもワクワク。

こんばんわ。

神子元島でダイビングをしてきました。2021年潜り初めです。

春めいた陽気が私を海へ誘います。

冬ダイビングの登竜門ともいえる、ドライスーツのお話。

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ドライスーツジレンマ

年間通じてスキューバダイビングを楽しむ私。3度の食事よりもダイビングをこよなく愛しています。

意外にも冬はダイビングにオススメの季節です。

冬はお客さんが少なく、機材洗い場もエントリーポイントも込み合わず、心行くまで自分のペースでダイビングを楽しむことができるから。

ほぼ貸し切り状態だったりするのです。

お客さんが少ないということは、海の中も荒れていません。

夏のハイシーズンは大勢のダイバーが1日中海の中にいますから、砂の巻き上げが続き透視度が下がることもあります。

夏こそ海!という気持ちも当然ありますが、

秋~冬のオフシーズンにダイビングを楽しむのもコスパが良いかと思います。

ただ…12月~4月の海中水温は16~19度

サウナ上がりの水風呂の水温になってしまいます。

40分も潜っていたら、全身冷凍されます

そんな極寒の海で大活躍してくれるのが、ドライスーツ

ドライスーツは洋服の上に着るスーツなので、濡れることがありません。

スーツの中はフリースのトレーナーでもOKなのです。

それに対し、ウェットスーツは水着の上から着るスーツなので、水温の影響をダイレクトに受けています。

ドライスーツさえあれば、冬の極寒の海中も悠々と泳げる…はずなんです。

 

しかし、そう簡単に使いこなせないのがドライスーツの難点。

浮力を調整するのがとても難しいのです。ドライスーツ内の空気量の調節を見誤ると急浮上したり、急降下したり。浮力の確保が上手くできないと、減圧症のリスクも高まります。

透視度の良い海を独り占めできる楽しさと、ドライスーツの難しさ故の危険を天秤にかけても…

やっぱり、ドライスーツへの苦手意識が勝ってしまうジレンマがあるのです。

しかも1着40万円のドライスーツ。せっかく買ったのに、使いこなせないなんて…悲し。

 

ドライスーツ苦手克服?

そんなドライスーツへの苦手意識を克服すべく、2020年3月に1週間のドライスーツダイビング旅を実行しました。ちょうど1年前です。

東伊豆を南下するルートでダイビング旅をしました。富戸~海洋公園~八幡野~海洋公園~北川。東伊豆はマクロ生物を探すスタイルなので、ホバリングの時間が多いのです。

3本/日×7日=21本を連続して潜った結果、ドライスーツでも中性浮力を確保できるようになったのです。じーっと魚を観ていられるようになったのです。適正ウェイトも分かってきました。3回ほどチャック閉め忘れによる水没も経験しましたが…。

 

この変態的な旅を経験し、ドライスーツ苦手克服!と思っていたのですが…

 

聖地・神子元での挑戦

 

簡単にドライスーツダイバーの称号を与えてなるものか!

神子元島の神が囁きました。

なんといってもハイレベルな神子元。流れ流れる神子元

1年前のたった1週間のドライスーツ特訓なんて、歯が立ちません。

一発玉砕…

緩やかな上昇潮流にハマり、あっという間に、ぷかーっと急浮上。

スーツ内の空気を抜くのが遅すぎたり、速すぎたりとタイミングが合わないのです。

安全停止ができないんです…。(撃沈)

急浮上したのちに、再度潜りなおして安全停止を行いました。

ダイビングを終えた後も頭痛やめまいの症状もないので、減圧症にはなっていません。ただ、これを繰り返すと危険ですね・・。

神子元限定で、ドライスーツ特訓をする必要が…あるかも?

(とにかく練習しないと気が済まないみたいです、私)

 

今回の初挑戦

今回のダイビングでは、水中でのカメラ撮影にチャレンジしました。初めて、です。

 

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やっぱり伊豆を潜るにはカメラがあるといいです。思い出になるし、お魚の名前も覚えます。ダイビング歴8年目にして、カメラの楽しさに気づきました。

これからは、カメラ派ダイバーも目指そうかしら…?なんて。

 

やっぱり好き

どんなに怖い思いをしても、減圧症のリスクがあっても、

それでも船に上がってきたときの爽快感と達成感は、ダイビングの醍醐味だと思っています。

危険を乗り越えた瞬間の私!スゴイ!と勝手に自分に酔いしれるのです。

四季折々に変化する海の中の世界は、いつでも私をワクワクさせてくれるのです。

さて、今年はどこへ潜りに行こうかな?

 

 

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宝塚歌劇団・ロミオとジュリエット乳母役にみる、それぞれの個性について考察。宝塚を楽しむ方法。

私の大好きな演目。ロミオとジュリエット

宝塚歌劇団では、5回(星・雪・星・月・星)ほど上演されています。

その中でジュリエット乳母役は【愛の溢れた年配の女性】という独特、かつ、重要なお役であります。タカラジェンヌがオバサン役を演じるのですから。

劇中では乳母がジュリエットの初恋を応援するために、歌い上げるシーンがあります。

2500人の観客の前でたった一人舞台に立ち、ジュリエットへの愛情を表現するシーンでは各ジェンヌさんごとに個性があると感じています。

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歴代の乳母

この乳母役を演じてきたのは、

美穂圭子さん・白華れみさん・沙央くらまさん・美城れんさん・有沙瞳さん(現在)

です。

どの方も、個性的な役を演じる個性派ジェンヌさんです。

作品の魅力に厚みを持たせる重要なポジションにいる方たちです。

 

個人的、2トップ

歴代の乳母役の中でも、私が最も印象的で好きな乳母は、

さやかさんと美穂さん。

このお二人の愛の溢れる乳母の歌に何度涙したことでしょう。

美城れんさん

個人的には、さやかさんの乳母が最も印象に残っています。

乳母としてジュリエットを自立させてあげよう、

私が生んだ娘ではないけれど、自分の娘のように育ててきた娘の未来に、

幸せが訪れるよう、心から祈ろう。

あんなに小さかったお嬢様。可愛くて仕方のなかった私の可愛い娘。

少し寂しいけれど、私を置いて巣立って行くべきなの。

私にも、彼女の背中を押す勇気をください

 そんな気持ちが切々と伝わってきます。

私には娘はいませんが、母の気持ちになると涙が溢れてくるのです。

何度見ても、何度CDを聞いても感動してしまうのです。

 

さらに、さやかさんの台詞には深い愛が込められています。

私にありがとうなんて、言わないで。

さぁ(結婚式の)準備を…

本編の台詞より 

 このメッセージを伝えるさやかさんの表情には、母の愛が溢れいるのです。

優しくジュリエットの肩をそっと包み、ロミオの元へ送り出すのです。

さやかさんの乳母からは、ジュリエットへの無償の愛情が感じられました。

 

美穂圭子さん

一方、歌唱の女王・美穂圭子さんの歌には心が震えた記憶があります。

美穂さんが歌い上げた後、脱力感さえ感じたほどです。自分が美穂さんの声・歌に引き込まれていた証拠です。

美穂さんの乳母には強い意志を感じます。

 

自分は、ジュリエットの乳母は卒業するのだ

可愛いだけの幼い娘は母の元を去り、自分の道を歩み出すのだ

そのことを、生みの母に伝え、分からせてあげることが

乳母としての自分の使命なのだ 

自分は乳母として、最後まで責任を果たすのだ

 そういった強い意志を感じるのです。

ジュリエットへ接する様子にもそうった強い意志を感じます。

 

あなたはもう大人なのよ

私たちに育てられたのだから、自信をもって、自分の足で立って

ロミオの元へ行きなさい。

 ラストシーンでは、乳母としての悔しさが伝わってきました。

ジュリエットだけでなく、ロミオの命さえ奪ってしまった愚かな諍いに対し、

憤りを感じている、そんな強い思いが表現されていたのです。

 

美しい乳母

いずれの乳母も、心が美しいのです。

乳母は諍いの絶えないヴェローナの町に生き、ジュリエットを育てながら、

淡々と年齢を重ねてきててきたのです。

人生の酸いも甘いも経験してきた人間。

権力者たちの異常な権力への執着を肌身で感じ、

家族間の派閥争いを観ながら、

若者たちにはそうなってほしくない、特に、自分の娘には。

 

そういった【母性の美】を表現されてきた歴代乳母役のジェンヌさん達。

彼女たちの包み込むような愛情に、ファンたちは何度も心が洗われてきたのです。

 

宝塚の楽しみ方

 

台詞が言えるほど、私はこのロミオとジュリエットを見てきました。

100回や200回ではありません。運転中にも乳母の歌で何度も涙しました。

 

なんで同じ作品を何度も見るの?と聞かれることが多いです。

こうして何度も見ている様子を非宝塚ファンに話すとよく質問されます。

 

その理由は、

こうやって上演する組やジェンヌさんごとの個性の違いを見て、

あーだ、こーだ、と考察するのが楽しいのです。

推しジェンヌさんを追いかけるのももちろん幸せなのですが、広く多くの作品を見て、ひとつひとつ、深く考えている時間は、この上ない幸せな時間です。

こんな風にファンたちが勝手な妄想を繰り広げていることが、宝塚歌劇団が100年続いてきた理由のひとつなのかも知れません。

 

これからも、宝塚歌劇団の進化からは目が離せないです。

 

ダイビング機材部屋を眺めているだけで幸せ。でも、足は何本あるんだね?

今日はダイビング機材のお話。

ダイビングを続けていると、潜る海の特徴に合わせてダイビング機材を買ってしまうのがダイバーの性だと思っています。

 

これを浪費ととらえるか、自己投資ととらえるか…

非常に微妙なところではありますが…

(非ダイバーの両親からすれば、「無駄」の一択らしい)

 

今日はそんな世知辛いお話ではなく、単純に、萌えるダイビング機材達について。

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フィンありすぎ

 

フィン=足ひれのこと。

これを履いていないと、海中では全く泳げません。

ダイビングには必需品。

そのフィンにもいろいろな種類があります。

 

  • ラクーダはとにかく速く、力強く泳ぐためのフィン。
  • ジェットフィンは、静止時間が多いダイビングに向いているフィン。
  • ミューフィンは大抵の海で活躍できる万能なフィン。
  • スーパーミューはミューフィンよりも泳ぎに重きを置いたフィン。

こんな風に、フィンにはそれぞれの特徴があるのです。

 

買いすぎた

ビーチダイビング、

ボートダイビング、

ディープダイビング、

ドリフトダイビング等

様々なスタイルのダイビングを楽しむためには、それぞれに合ったフィンが欲しくなるのです。

 

またドライスーツで潜るのか、ウェットスーツで潜るのかによって、使いたいフィンガ異なってきます。

 

結果、私は6組ものフィンを購入しておりました。

 

各フィンたちの活躍

 

今、私が一番使っているのは、ラクーダフィン

全長約75㎝もあります。

身長155センチだと、足の長さと同じくらいってことです。

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GULL公式HPより

これだけ長いとしなりが出て、潮に逆らって泳ぐときも不必要にフィンキックをしなくて済みます。

体力の消耗を防ぐことができるのです。

 

神子元に行く機会が増えたので、激流の中をガンガン泳ぐために、バラクーダフィンが大活躍してくれています。

 

次に出番が多いのはミューフィン。

この子は汎用性が高く、泳ぐにもそこそこの力を発揮してくれます。

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からし色がキュート♡

伊豆の海(神子元以外)ではミューフィンで対応可能です。

ミューフィンは、コンパクトサイズなので、持ち運びのストレスが少ないというメリットがあります。

 

次はジェットフィン。

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冬はジェットフィンが活躍してくれます。

ドライスーツを着るから、です。

ドライスーツでガンガン泳ぐことはまずあり得ない(とリクエストしている)ので、冬のダイビングでは、じーっとホバリングするダイビングが多くなります。故に、冬はジェットフィンの出番が多くなるのです。

 

微妙な立ち位置、スーパーミュー

 

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実物のお気に入り

最も出番が少ない(というか、ほぼない)のが、

スーパーミュー。

泳ぎに特化しているわけでもなく、かと言って、小さいワケでもない。

そこそこ重い(Sサイズで910g)ので、足首への負担もある。足首周りが分厚くなってて硬いので、着脱に慣れが必要です。

 

フィンそのものとしての特徴は、▲(さんかく)

5段階評価なら、3、といった感じです。

 

じゃぁ、なぜ、買ったの?

 

フォルムがカッコイイから!

 

スーパーミューはシュッとしているんです。

それと新色のターコイズブルーが気に入ってしまったんです。

 

それに比べ、ミューはちょっとボテッっとしてる感じ。子供用のシュノーケルフィンみたい…(失礼)

 

用途よりも、見た目で買ってしまいました。

買ったはいいものの、重いし、かさばるし、ターコイズブルーって海中では見えづらいし、イイコトナシのスーパーミュー君。

 

おかげさまで、スーパーミューを取得してから

1回しか履いていません。(2年間で1回しか使っていないのです)

 

初めて購入する時は

 

当然ですが、見た目で選んではいけません。

基本的にはミューフィンを買って、使いながら、

次に潜りたい海に合わせてフィンを買い足すべきです。

間違っても、

石垣島のフェリー待ちのスキマ時間に衝動買いしてはいけません。

(これ、私の実体験)

 

冷静になって考えてみれば、足は2本しかないのです。

伊豆メインで潜るなら、2組くらいで対応できるはずです。神子元か、否か。神子元を潜りたいなら、バラクーダフィンはあった方が良いです。それ以外はミューフィンで十分です。

 

フィリピンや沖縄をメインとしたリゾートダイバーになるなら、なおさらミューフィン一択です。

激ムズのコンディションに遭遇する頻度は少ないでしょうから。

 

最後に

結局何が言いたいのかというと、道具ばかり持ってても、ダイビングの楽しさは味わえないので、とにかく基本の一式そろえたら、100本目くらいまではその機材を使い倒すのが良いと思います。

…これは真面目で理性的な話。

 

 

 

それでもやっぱり、スーパーミューのフォルムが一番好き

使わなくても、そこに居てくれればいいのです。

これは、変態ダイバーの性なのでしょうか。

主人公・さだまさし作詞作曲。心のバロメーターになる曲。今の恋愛を見つめなおせという警鐘と、新しい自分になるための応援歌。

さだまさしさんは数々の素晴らしい楽曲を

世に送り出していらっしゃいます。

 

中でも、【主人公】という楽曲には強い思い入れがあります。

 

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どんな曲?

 

1988年のシングル作品。

誰もがみな、人生の主人公だという人生の応援歌

 レコチョクの楽曲紹介より引用

1番の歌詞 

曲の冒頭は、学生時代の恋愛を思い出しているような歌詞。

ーあなたと一緒に過ごした毎日は煌めいていて、

あなたが来ていた服の模様さえ鮮やかに覚えている、と。

ー友達に囲まれて、大好きなあなたと一緒に過ごしていた頃の私は

煌めていたんだ、と。

 

学生時代に使っていたバスに乗って、思い出に浸る様子を歌っている。

 

2番の歌詞

 

彼や友人とは、別々の道を歩み始めた自分を見つめなおす。

もし、あの時私たちが分かれていなかったら…

今はどうなっていたのだろう、と。

 

今の生活や恋愛に疲れると、過去を振り返ってしまうのは珍しいことではない。

あの時、あんな選択をとらなかったら…と思う。

しかし、今の生活をそう簡単に変えられないのが現実。過去に戻るなんて不可能なのだ。

 

だからこそ、

人は思い出を糧にし、今の人生の主人公はいつでも自分自身なのだ、と改めて思い直させてくれるメッセージを伝えてくれている。

 

心のバロメータ

 

この楽曲には、とても心に響く歌詞がある。

 

勿論、今の私を悲しむつもりはない

確かに自分で選んだ道を精一杯生きる

そうでなきゃあなたにとてもとても恥ずかしいから

楽曲より

 このフレーズを聞いて、涙が流れてしまうときは、

良い恋愛をできていない、今の生活に悲しみを纏っている証拠だと思っている。

昔の恋人に恥ずかしいと思ってしまうような生活(恋愛)をしている証拠なのだ。

 

この歌詞を聞いた時の自分の反応によって、

自分の心の状態を知ることができる。バロメーターになるのだ。

 

そして、もし、過去の自分や過去の恋に恥ずかしい自分が居たら、変わらなければならないんだと背中を押してくれるのだ。

 

実体験

 

3年前、この曲に出会ったおかげで、あるモラハラ男と決別した経験がある。

そのころの私は、とにかくモラハラな元彼の言いなりだった。

 

私を馬鹿にし、蔑むような言葉をかけられても

「自分が悪いんだ」と思い込んでいた日々を送っていたのだ。

 

その元彼は自分の思い通りの私でいないと、

私に言葉の暴力を浴びせ、

取って付けたような世間体

(30代のオバサンを付き合ってあげているなど)で

私の心を追い込むような男性だったのだ。

 

しかし、この【主人公】を聞いた時、はっとした。

 

私は私の人生の主人公になれているのだろうか…?

学生時代の私や友人や恋人に胸を張れるだろうか?

彼のご機嫌をうかがって、

彼の都合に合わせて、嫌なことを強制されて、

逐一行動をチェックされて、疑われる毎日。

そんな私は、昔の恋人に恥ずかしくないのか?

 

やっと気づいたのだ。

今の生活を過去の恋人に話すことなんてできない…と。

 

その結果、別れを決意し彼に伝えた。

しかし彼はお構いなしに、容赦なく言い寄ってくる。

悪いところは治すから、ごめんね、と。

 

しかし私の心は揺らがない。

この曲を聴いて、

私の人生の中では、私が主人公だと 

ー楽曲よりー

そう何度も言い聞かせたのだ。

学生時代の彼が、どこかで応援してくれている、

あの頃の思い出が、私を支えてくれている、

もう一度、自分が主人公になろう、と自分を励まし続けたのだ。

この男とは決別する、と。

 

今の私

 

今、私には新たな恋人がいる。

おつきあいを始めて、もうすぐ1年がたつ。

今の恋が始まってから、この曲を聴く頻度は減った。

 

そして今日、改めて聞いてみたが涙は出ない。

 

今のところ、この恋愛は過去の自分や元彼に話せるようだ。つまり、自分を大切にできている、ということだ。

 

でも、これから先は分からない。

もしかしたら、またこの曲をリピート再生する日が訪れるかもしれない。

その時は、きっと背中を押してくれるはず。

 

もし悩んでいたら

 

もし、今の恋愛を続けていくべきだろうか?とか

相手に嫌われないために、

自分を押し殺すような恋愛や生活しているんじゃんないか?とか、

薄々ながら思っている方には、この曲を聞いてみて欲しい。

 

背中を押してくれるかもしれないし、

心が救われるかも知れない。

改めて考えなおすきっかけになると思うのだ。

 

私の人生を救ってくれたように。

 

実家暮らし女と定年退職した父は相性は、悪い。だけど…

こんにちわ。

休日はひとりでゆっくりしたいのだ!

ブログを書いたり、映画を見たり、本を読みたい!

そんな楽しい気持ちに水を差すのは…

実の父。

今日はその父の生態と共同生活について。

 

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定年後の父

定年退職をした父は在宅時間が激増した。

現役時代は23時に帰宅し、翌朝6時には出社する毎日だった。

泊りがけの出張も多かったため、

30年以上、母と私たち姉妹の3人で生活してきたのだ。

 

それが、父の定年退職に伴い、

24時間×365日も父が家にいるのだ。

 

彼の在宅時間が多くなったことで、困ったことが起きている。

 

家中に仕掛けられた父のワナ

 

  • 冷蔵庫の中のモノを勝手に食べて、半分だけ残す

→楽しみにとっておいたケーキを食べたくて冷蔵庫を開けたら、食べかけ状態で絶望

  • Wi-Fi設定を勝手に変えたため、プリンターが突如使えなくなる

→簿記勉強中の私にとっては、過去問資を印刷したいときにできなくてイライラ

  • プリンターインク切れ放置されたため、使いたいときに使えない

→ネット通販で購入し、届くまで待たなければならずモチベーション下がる

  • 入浴後に掃除をしない、ちょっとしたゴミも放置

→私が入る前に全裸で掃除する羽目になり滑稽極まりない

  • キッチン使用後は汚しっぱなし

→食事をしようとした時、シンクにこびり付いた白米をみてテンションが下がる

 

 

父の性格を一言でいうと、

 

社会性が著しく欠如している

 

  • 自分が何かを使った後の人のことを考えない
  • 自分のペースで生きているだけ
  • 自分が汚したものは誰か(母か私)が片付けてくれるのが当然だと思っている

 

家族みんなで、楽しく気持ちよく生活しようという思いが全くないのだ。

 

そのため、母と私が普通に生活していると、

家中のありとあらゆる場所で、

ちょっと不快な気持ちになるのだ。

 

冷蔵庫にも、

脱衣所にも、

どこにその罠が潜んでいるか分からない…

まったく困ったものだ。

 

 

謎のポリシーの持ち主

 

私が父と生活して35年。

幼少期も学生時代も今も、

一度も「ありがとう」「ごめんね」と言われたことがない。

この二言を言わないポリシーを持っているようだ。

 

ある日の事件

 

我が家はプリンターを共有使用しており、

その管理は父が行っている。

私が【借りる立場】なのだから、

私が使った消耗品は、私が補充するのがマナーだと考えている。

 

ある日、私が印刷用紙を使い切ってしまったので、

新たに購入し補充した。

 

印刷紙を補充した旨を伝えようと思い報告したところ、

とんでもない返事が返ってきたのだ。

 

私「私が紙使い切っちゃったから、補充したよ~」

父「そんなの当然だよな」

うぇーい。謎の返答だ。

 

なぜ、「ありがとう」と言えないのだ。

たった一言だ。

確かに当然は当然なのだが、

「ありがとう~」と気楽にいってみてはどうだ。

 

ザンネンなオトコである。

これが自分の血縁とは…情けない限りだ。

 

もう、こちらからは返す言葉がない。

 

一事が万事この反応なのだ。

洗濯モノを畳んで部屋に置いても無反応。

父部屋の掃除をしても、「おう」の一言だけ。

 

何をしても「ありがとう」「ごめんね」だけは言わないのだ。

父は呪いをかけられているのかもしれない。

この二言を言うと寿命が縮まる、という呪いが。

 

 

母の返答の中に学ぶ

 

声を大にしていうほどのことではないが、

結婚したくない理由のひとつは

この父の性格にある。

 

三子の魂百まで、という表現が当てはまる。

幼少期、このような協調性に欠けた人間と関わると、世の男性は皆こうだ、とマインドに刷り込まれてしまう。

 

しかし、このような残念極まりない男性は、ごく稀な生き物のようだ。

ほぼ、絶滅している。

実際に自分の周りを見渡しても、このような男性はいない。

しかし、現実に私が共同生活をしている男(父)はこの有様だ。この刷り込みを上書きするのは至難の技だ。

 

こんな男性と結婚を決めた母の気持ちは全く理解できない。

なので、毎日母に問うている。

世の中には多くの男性がいるにもかかわらず、なぜ父と結婚しようと思ったのか?

 

母親曰く、

最初はこんな感じではなかった、

口数が少なかったから、それだけで十分だと思った。大事なこと(感謝と謝罪)さえ言えない人だとは思わなかった。

結婚時は自分(母)も若く、こんな残念な人がいるとは思ってもみなかった

 

と。

 

なるほど、これはナイスなアドバイスだと思う。

借金まみれでもなく、

女性にだらしないワケでもなく、

一見、堅実に働いている男性の実態は、家族にも冷たい男である可能性があるのだ。

また若さゆえ、心に隙が多いとそれを見抜けない可能性があるということだ。

 

今の私は「若さゆえ」というミスを犯す確率は低い。

しかし、「心の隙」というミスを犯す可能性がまだ残されている。

やはり、自分軸をしっかり持っていなければならない。惑わされてフラッとしてはいけない。

 

だから独身

 

いくらお金があっても、家があっても、

心の冷たい人と一緒に過ごす毎日は、わりと孤独のようだ。

母を見ているとそう感じる。

 

幸運かどうかは分からないが、うっかり、母にとっては、私という独身ぐうたら娘がいる。

父の言葉をさらりと受け流し、母の愚痴を聞く私。

時には、父に「ちゃんと片付けてよ」と小言を言うこともある。

父にとっては、パンチ力のある存在のようだ。(母談)

 

こんな仮面夫婦と同居していたら、

娘の私は、結婚に夢も希望も抱けないですよ…

 

血縁

 

確かに、母の愚痴も父のワナも、ちょっと不快に思うことはある。

それは事実だ。

 

しかし、私にとっては

精神を蝕むほどのストレスにはならない。

「それは血がつながっているから」だと母は言う。

 

確かにその通りだ。

もし会社の上司に父のような人が居たら、

精神を病んでしまうだろう。

父のような人の秘書なんかになってしまったら、

モラハラだと叫んでしまうだろう。

 

結局、穏便に聞き流せるのは血縁のなせるワザなのだと思う。

 

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日医工、業務停止へ。謝罪と在庫不足の日々。

困ったことになっています。

大手ジェネリック医薬品メーカーの日医工は不適切な製造が発覚し、業務停止命令を受けました。

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大企業の失態

日医工株式会社は、医療用医薬品のなかでも

ジェネリック医薬品の製造販売を行う企業です。

日医工株式会社(以下:日医工)の市場シェアは大きく、多くの患者さんの手に渡っていた(いる)のです。

 

何をした?

同社は2020年4月から21年1月にかけ、

国の承認を得ていない工程があったなどとして、

富山第一工場で生産する75品目の医薬品を自主回収した。

日本経済新聞より

 

 法律を遵守せずに薬を製造し、出荷していたのです。そして、業務停止処分を受けました。

日医工が出荷した不適合薬品は、

飲んだ後、間違いなく体の中で溶けるのか?

不純物は入っていないのか?

...保証はできません

 

申し訳ない気持ち

 

もうこれは、心から患者さんに謝罪するしかありません。

手渡すお薬の品質を保証できないのです。

心から申し訳なく思っています。

私の薬局では、ニュースになる直前、日医工製品をすべて返品し他メーカーさんの製品を入荷しております。

ただ、その前にすでに渡してしまったお薬があるはずです。そのような場合には、他メーカーさんのお薬へ変更を受け付けております。

 

供給が不安定

しかし!

他メーカーさんの製品にも在庫の不足も発生しています。

日医工以外の製薬メーカーさんへの受注が流れ、

供給が安定していません

つまり、ジェネリック医薬品全体の流通が滞り気味なのです。

時間を使って薬局へ来たにも関わらず、

「在庫が不足しています」なんて、どういうことでしょう?

薬屋なのに、薬がないなんて…申し訳ない限りです。

後日、ご自宅へお届けさせて頂いております。

 

小林化工の件も重なり、かなり厳しい状況ではありますが、他店舗と連携しながら、在庫を確保しております。在庫不足の問題は、なんとか解決しています。

 

手元に【日医工製品】があったら...

 

日医工製品のすべてが、粗雑な管理の元で作られた、というとこではありません。

あくまでも、一部の工場での不正です(今のところ)。

 

しかし、体に入れるお薬ですから不安な気持ちもお持ちかと思います。

その思いを優先すべきかと思います。先発品に変えることも可能です。

そのままにせず、調剤してもらった薬局で相談をしてみてください。

 

今はどうなの?

各薬局とも、にわかに日医工の不穏な様子は感じていました。

他メーカーさんも積極的に情報提供してくださり、

早急に対策を立てられました。

私の仲間たちも、先手を打って日医工製品から撤退しているようです。

在庫不足の問題も数日で解消しております。

 

おそらく、新たに日医工製品を入荷しようと思う薬局は少ないでしょう。

今後は問題ないかと思いますが、

以前にもらったお薬が日医工製品だった場合には、

是非、かかりつけの薬局さんへご相談いただくことをオススメします。

 

ジェネリックメーカー全体への信頼

 

国は医療費削減を政策に掲げ、

一心不乱にジェネリック医薬品の普及を進めてきました。

その結果、急激に市場が拡大し、生産ラインの増設や人員確保が難しくなったため、

このような事態が起きた、というのが日医工からのコメントでした。

 

確かに、納得できる部分はあります。

ただ、今回の件でジェネリック医薬品に対する

「安かろう、悪かろう」のイメージがまた戻ってきてしまったように感じます。

 

薬を育てるのも薬剤師の仕事

 

今後はさらに、メーカーの企業努力に期待しつつ、

我々薬剤師も、患者さんの意見をメーカーへフィードバックし、さらに安全なジェネリック医薬品市場を育てていかなければなりません。

患者さんの意見をメーカーに反映するのも薬剤師の責務です。

 

ジェネリック医薬品は、決して「安かろう、悪かろう」のお薬ではないのです。

添加物、有効成分、錠剤に印字されている文字のインクまで先発品と同じように製造しているハイクオリティな後発品も存在するのです。

このようなジェネリック医薬品オーソライズジェネリック(通称AG)、と言います。

このAGを採用している薬局は多いです。AGであれば、ジェネリックにしても良いと考えている薬剤師もいます。

※薬剤師の中でもジェネリック非推進派はいます。

 

私としては、ここでジェネリック医薬品への期待を捨てることなく、安心・安全なジェネリック医薬品の市場を育てていく責務を感じております。

医療費は一生おつきあいする、人生において欠かせない費用です。

低価格で高品質なお薬を提供するのも薬剤師のお仕事だと考えております。

 

是非、遠慮せずに、

ジェネリックってなに?

危なくないの?

どのくらい安くなるの?

私は変えたい(または変えたくない)、などなど

積極的に薬剤師に意見をぶつけてみて欲しいと思います。